日本医科大学入学おめでとうございます そして、ようこそラグビー部へ
日本医科大学ラグビー部OB会長 諌山和男
(多摩脳神経外科)
日本医科大学ラグビー部は昭和40年関東医歯薬大学ラグビーリーグに参加しました。関東 医歯薬大学ラグビーリーグは、戦前、昭和11年慈恵医大、日大医学部、日大歯学部、慶大 医学部、明治薬科の5校でスタートしましたが、戦争で中断。戦後の再スタートは昭和28 年東邦医大、慈恵医大、日大医学部、昭和医大の4大学によりリーグ戦がもたれ、その後 東京薬科、順天堂医学部、日大歯学部、東京医科歯科大が加わり、昭和40年日本医大、東 京歯科大が加入し計10校でA、Bの2ブロック制となりました。その後、参加校が増え、昭 和62年は33校が参加する5部制の一大ラグビーリーグと発展しました。日本医大のグラン ドの変遷ですが、市川から昭和48年新丸子に移り、整備された新丸子グランドでのラグ ビー活動の成果が見られ、リーグ戦怒濤の8連勝などもあって昭和50年より1部にて上位の 常連として、医歯薬リーグでの雄として君臨してきました。ここ最近は部員数の減少など もあって、2部、3部での戦いが続いています。そして、今は千葉北総病院の敷地にグラン ドを移し、週末は主活動を北総グランドで行い、週日は他大学との合同練習などが組ま れ、ラグビー活動を謳歌しています。 さて、2019ラグビーワールドカップの熱狂は記憶に新しいところです。ラグビー経験者は もちろんラグビーを知らない人々も感動させられた大会でした。ラグビー5大憲章に1品 位、2情熱、3結束、4規律、5尊重があります。ラグビーを体験すると、この5つの言 葉の重さが理解出来てきます。医学部に入学し目標となる医師となり、いろいろな形で医療に貢献する時、個々の力とチームの力でそれが成り立つことに気づきます。まさに、こ のスピリットが医療の場でも具現化するのです。ラグビー経験者は他職種とのコミュニ ケーションも用意という実感があります。ラグビーを通してのみ得られる思いを共有して いるせいかもしれません。 我々OBは医師としての当然の医療活動はもちろんのこと、ラグビー界にてジャパンのチー ムドクターを行うもの、トップリーグ、大学チームなどのチームドクターとして活躍する OBもいます。また他のOBは2019RWCの医療スタッフとしても活動しました。 我々OBは学生諸君の活躍がなりより嬉しいのです。それぞれの時代をラグビーという共 通言語で語りたいと思います。是非、貴重な学生時代をラグビー部とともに過ごしてみて ください。